VIPER 5906V 入荷しました!
こんにちは、ムラカミです。
しばらく品薄状態で年末から入荷時期未定となっていたフルカラー液晶リモコン、エンジンスターター機能付モデルのVIPER5906Vを数台ですが入荷しました!
CAN-BUS非対応モデルでテクノロジー的には古いものですが、その分汎用性があり幅広い車種で取付可能です。
ムラカミ個人としては、海外モデルであることからリモコン電波が遠距離まで届くこと、双方向通信が可能で車両状況がリモコンで把握できること(液晶リモコンのみ)が魅力的だと感じます。
オプション品でホイール盗難対策や覗き込み対策が可能などとにかく使い勝手がいいです。
最近流行りのリレーアタックや、イモビカッターによる盗難対策にも有効です。(ただし、スマートキー連動とした場合は、リレーアタックではセキュリティもディスアームされますので連動した場合には無意味です)
最低限必要となるオプション
セキュリティは基本的にオプション品を追加することにより、その機能を充実させていくものです。
勿論単体でも動作しますが、単体=セキュリティユニットのみです。つまり各車両に合わせて取付に必要なオプション品も盛り込む必要があります。
1.スキャナー
セキュリティ作動中に、セキュリティ搭載車であることと作動中であることを周囲に知らせます。
また、アーム時にセキュリティが機能していることをオーナー自身が確認するためにもあると便利です。・・・便利といいますか、必須です。
アクリルプレートの下にLEDを仕込んで、プレート自体を光らせるものや複数のLEDを様々な点灯パターンで光らせるもの、他にも単発LEDを埋め込んで一定周期で点滅させるものなどがあります。
VIPERモデル用のスキャナーを利用することはもちろんのこと、別ページで紹介している株式会社キラメック様のカーセキュリティ「VISION」「SCIBORG」用のスキャナーを利用することもあります。
セキュリティ連動用、ダミー用ともに、駐車中に動作すればよいものなのでほか類似製品であっても使用可能なものが多いです。
2.ドアロックリレー
ドアロック、アンロック時に使用します。
BCM制御の場合、基本的にはマイナスコントロールですのでセキュリティ本体からの出力信号を受け、アースに落とす必要があります。本体付属ハーネスで一個ずつリレーを追加してもいいのですが、ハーネス周りがごちゃごちゃしますし、汎用リレー2個使うのと値段も変わりませんのでこちらをお勧めします。
このリレーはとても使い勝手がよく、いろんな機器をアーム、ディスアームほかAUXなど様々なタイミングで作動させることができます。また許容電流値も大きいので汎用性に優れています。
よく使われるのは、セキュリティアーム、ディスアーム時にハザード点灯させたいときにも使います。
セキュリティ本体の出力線容量は少ないので、プラス制御する場合は必ずリレーを使用しましょう。ハザード点灯は皆様が想像する以上に大電流を消費します。
3.5分岐ハーネス(ダイオード組込済)
ドア開検知をセキュリティ本体に入力するハーネスとして利用します。
5分岐なのは、フロントドア左右(2本)、リアドア左右(2本)、リアゲート(1本)で5分岐です。各カーテシから取得する場合と、BCMから取得する場合で使用本数が異なることもありますが、手作業でダイオードを組み込むよりも、手間賃を考慮すると安価です。
4.イモビキャンセラー
比較的新しい車両の場合、車両のグレード等にもよりますがイモビライザー搭載車であることがほとんどです。
エンジンスターター機能を使用する場合は、イモビライザーをキャンセル(認識)させなければ、セルモーターを回せませんので、このキャンセラーが必要です。
鍵穴がある車両と、プッシュスタート車では使用するキャンセラーも異なりますので、車両情報及び現車確認が必須となります。
VIPERセキュリティで使用する以外にも、イモビライザー搭載車にエンスタ機能を付けるときは当店でも単体で利用します。
1101Tはプッシュスタート車などのスマートキー用のキャンセラーで、556Uはエンジンをかける際に鍵をさして回すタイプのお車で利用します。
ほかにも、VIPER製品以外でイモビライザー機能をキャンセルする商品はいくつかありますが、当店では持ち込み取付以外では利用しません。
5.その他
ダイオードなどスモールパーツを必要に応じて追加します。
セキュリティ本体と取付工賃込みの料金を設定しているショップ様が多いですが、概ね上記のオプション品を盛り込んでのオプションとなっております。
また、イモビキャンセラーなどはショップ独自で本体に基板を組み込んだり、エンスタからのライドアンドゴーに対応させたりと付加価値を付けたモデルも多いです。
5906Vの場合、車種にもよりますがセンサー等の追加オプション無しで工賃込み15万円~の提示が多いのも、上記のオプションパーツ込みと考えれば十分妥当な金額であると当店も考えます。
取付前の手間を考えるとむしろ工賃単体では安いくらいです。
CAN-BUS非対応です。
5906VはCAN-BUS非対応です。VIPERの場合CAN-BUS対応モデルはDS4という商品名です。
ただし、CAN-BUSは配線接続を確実にしなければ適切に通信できず・・・といいますか通信が不安定になる=動作が不安定などの症状も出ますので、注意が必要です。
セキュリティショップによってはCAN-BUSタイプはやりません。などと謳っているところも以前は多かったです。
しかし最近では国産車でも現行モデルの車両は対応車種が増えてきましたので、需要にともない取扱いショップも増えてきたようです。
しかし、ムラカミはCAN-BUSにする必要がない車種では、アナログセキュリティの方が動作は確実で安心だなぁというのが本音です。
もちろんCAN-BUSの方が設定項目が多く且つ細かく設定でき、スマホ連動(アナログでも対応可)、エンスタ時のキー内蔵不要など便利な面もあります。
取付費用について(工賃込135,000~) ※イモビ搭載車は鍵が要ります!
上記の最低限必要なオプションを組み込んで、本体代金+取付工賃込み135,000円で出張取付致します。
注意点として、イモビライザー搭載車の場合はエンスタ機能を利用するために、車室内にスマートキー又は物理キー(イモビチップ内蔵品)設置が必要です。スマートキーの場合、当店で準備することも可能ですが別途お見積りが必要です。
物理キーの場合は、鍵屋さんなどで別途作成して頂くかディーラー様でご購入、ご準備下さい。
追加センサー(傾斜センサー、二段階衝撃センサー、フィールドセンサーなど)は、センサー費用+追加分工賃が別途発生します。
まずは必要なセンサーなどをご相談しながら確定させ、具体的な料金をご提示することになります。(ご相談自体は勿論無料です!)
HP左下のチャット欄又はお問い合わせページからお気軽にご相談ください。
※近々セキュリティ専用の価格表を作成し、価格表ページにアップ予定です。今暫くお待ちください。
エンスタ機能のための鍵について
イモビ搭載車には鍵が必要です!と説明しておりますが、鍵を車内に設置せずに機能させることもできます。
その場合は、別途外品オプションで対応するもの(機能詳細は割愛)ですが動作が不安定になることもあり当店では現在施工中止しております。同業者の方はご存じの方が多いとは思いますが、どのショップでも鍵内蔵タイプをお勧めするかとは思います。
DIYで取り付ける方へ
DIYで取り付けたいんだ!というお客さまへは商品単体での販売も行っております。
ただし、取付サポートを希望される方は上記の取付工賃費用+35,000円=170,000円で承ります。施工しながら「ここはこのように接続しますよ、これはこのように取り回しますよ、取付場所はここがいいですよ。」などと細かい説明をしながらサポート致します。(勿論、イモビ搭載車は別途キー費用が必要です。)
車両電装を始めて触るという方の場合、取付には丸2日掛かるかと思います。(初日半日はハーネス作りをしながらの各種説明です。)
接続配線が多いこと、誤った配線をした場合にセキュリティ本体又は車両そのものを破壊する恐れがありますので、お客さま自身で施工される場合はサポートは一切致しません。
(もちろん、取付説明書は付属しています。)セキュリティの取り付けを行うと、なぜリレーが必要なのか、ヒューズはどの位置に組み込む必要があるのか、電気の回り込みを防ぐダイオードの必要性など電装作業に必要な知識が概ね網羅できます。
ご興味のある方は、お気軽にお問合せください。車種に合わせてサポート有の場合と、無の場合での料金をご提示します。
なお、セキュリティの取り付けができる知識があればカーナビ、フリップダウン、オーディオ、ドラレコなどその他電装品はほぼすべてDIYで取り付け可能だと思います。
その他必要となるのは、内装品、外装品の外し方、工具の使い方などでしょうか。
いつかはデモカーや代車を使ったDIY講座を開催したいなぁ~なんて思ってます。どうぞよろしくお願い致します。